ロータリーフェスティバル|Rotary day|RID2660

-ロータリーフェスティバルを振り返って-
2014-2015
ロータリーフェスティバル実行委員会
副委員長 上場 俊哉

2015年5月5日に大阪中央公会堂にてロータリーフェスティバル(RF)を開催することが決まり、2014年7月19日にRF実行委員会が立ちあがり、実行委員長に近藤雅臣パストガバナーが就任され、まずビジョンが議論されました。その結果、「2660地区すべてのロータリアン、ロータリーファミリーの思いを結集し、社会奉仕活動を通してロータリー精神を実践し、地域に発露することにより、ロータリアンとしての自覚と責任を確認し、自信と誇りを持ち未来に向かい新たな一歩を刻む場とする」をビジョンとし、統一テーマを「Light up Rotary, Light up OSAKA 考えよう子供たちの未来を」とすることが決まりました。
しかしながら、過去に前例のないフェスティバルを一体どのような内容にすればいいのか、予算をどうするのか、地区大会とのすみ分けはどうするのか、大阪らしいRFとは何か、など全て分からないことだらけで、喧々諤々の議論を実行委員会内で繰り返した事がつい昨日のように思い出されます。10月24日-25日には、名古屋の栄・久屋大通公園で開催されたRI第2760地区の「ワールドフードフェスタ」と銘打った地区を挙げての「ロータリーデー in愛知」を見学し、ガバナー事務所で目的、内容、仕組み、外部団体の活用などの説明を受け、「我々自身の手で作る、一味違う2660地区らしいRFを実現するぞ!」と奮い立ったことを覚えております。
国際ロータリー(RI)は、戦略計画の3つの戦略的優先項目の目玉として「公共イメージと認知度の向上」を掲げ、その具体的手段として地区ロータリーデーを昨年度のRI公式行事と位置付け実施することを推奨しており、RFは、このRI方針を受けて実施されたものです。RFは公共イメージと認知度の向上の場でなければなりませんが、私たちはRFをロータリーの原点である「超我の奉仕」を実践する場と位置づけ、地区内全てのロータリアンが集い、より大きな規模での奉仕活動を実践する事を通して、参加者全員がロータリアンとしての自信と誇りを高め、公共イメージと認知度の向上だけではなく、各クラブの活力の増大と会員増強にも繋げることを目指しました。
12月中旬には “危険ドラッグ撲滅サミット”や“愛のパレード”などのプログラムの骨子もほぼ固まりましたが、予算の不足など問題は山積しておりました。 予算不足については、地区内全クラブの全会員より一人2000円の善意のご寄付を頂き、またロータリーフェスティバルのポロシャツ売上で何とか解決する目途がたちました。 また、イベントごとにタスクフォースという小委員会を立ち上げ、企画、準備、当日対応等 詳細についての段取りや打ち合わせをして頂きました。 こうした手作り感一杯のロータリーフェスティバルでありましたが、実行委員会、タスクフォース、また、ロータリーの会員だけでなく、ロータリーファミリーの一人ひとりが役割分担をしっかり認識し、責任をもって行動していただけたことが成功の大きな要因となり、本当にありがたく感じております。
年が明けると、RFの目的と内容を如何に各クラブの会員の皆様に理解して頂き、出来るだけ多くの会員に参加して頂くかが最大の問題となりました。 ガバナー補佐会議、各地区委員会、各クラブ等出来るだけ多くの機会をとらえ手分けして直接説明させて頂くよう心がけると共に、2月14日には“RF成功への集い”と銘打って、各クラブより会長、幹事、RF担当者3名にお集まりいただき、説明会を開催しました。 RFが地区の公式行事として、公共イメージと認知度の向上に如何に重要な役割を果たすのかを十分にご理解頂き、RF成功への思いを共有し、ご出席の皆様の絶大なるご理解、ご協力、ご支援を頂けたことより、結果としてRF成功に繋がったと確信しております。
RFは中之島まつりと協賛して開催されましたが、我々の超我の奉仕活動は来場者や周辺の人々に感動を与えることが出来ました。これはまさに直接的な公共イメージの向上であります。また、多くのマスメディアに取り上げられたことで、多くの一般の人々にロータリーの良い印象を与える事が出来ましたが、これは間接的な公共イメージの向上であります。ロータリーフェスティバルの主催は地区でしたが、主役は各クラブとその会員の皆様であり、各クラブの会員の皆様の積極的なご理解とご協力なしには成り立ち得ませんでした。チャリティーコンサートチケット販売、ネパール大震災支援募金、東日本大震災被災地のRI2520地区特産品の販売等にも皆様のご理解をいただき、多大なご協力をいただきました。全てのクラブの力を結集し公共イメージと認知度の向上を図るという、新たなロータリー像にチャレンジする当地区初めての試みとして、他の地区ロータリーデーとはひと味もふた味も異なるRFを成功させ、2660地区のロータリアンの心意気を全国に示せたと考えております。ご支援、ご協力頂きました全ての皆様に再度衷心より御礼申し上げます。RFの精神とRFを通して学んだことが皆様の心に受け継がれ、更に大きく育まれ花開くことを切に願うものであります。

関連記事

  1. 野見神社へ桜の木寄贈

  2. 熊本復興「たこ焼きプロジェクト」

  3. 「高槻市内の小児病棟にクリスマスプレゼントを!」プロジェクト…

  4. 第26回高槻シティハーフマラソン大会報告書

  5. 東日本大震災復興支援講演会2013

  6. 違法薬物撲滅講演会報告